過去いくつかこの手の質問に答えていまして、いつも同じ回答をするんですが、マッハⅢの様々な風聞は、殆んどが誇張された伝説的な意味合いの物ばかりだと思います。
私は新車でH1-Eが売られていた当時に免許を取り、中古のH1-Bに乗っていました。
その頃すでにヘルメット着用は義務化されていましたが、確か1974年の夏頃まではノーヘルは違反にはならなかった筈です。
併せてCB750FOURやマッハⅢ,Ⅳ、GT750、750RSなどの高性能車(当時としては)が立て続けに発売され、ライダーのスキルがバイクの性能に追いついていなかった為、多くの事故、死亡事故が起こっていたのだと思いますね。
確かにマッハは、その当時売られていたバイクの中で最も尖った性格であった事は確かです。
2スト軽量マシンの性格上、車重の重い4スト750勢に比べウィリーしやすく、低速トルクが薄い為、一番扱い辛いマッハ系が事故の元凶の様に後々に伝えられたのだと思いますね。
ただそれが暴力的な動力性能とまで言えるかどうかは疑問です。
そんな大げさなものではありません。
シャーシ性能よりもエンジンパワーが若干勝っていただけだと思います。
ただ当時は4輪もそんな車が多かったですね。
マツダのRE勢などが特に。
車種別の事故のデータなどありませんが、事故件数の一番多かったバイクは販売台数が最も多かったCB750FOURではないでしょうか。
絶対パワーが高く車重も遥かに重い、どちらが手に余るかと言えばCBの方じゃないですかね。
まあどちらにしろ現在乗ってみると大した事はありません。
私は現在500のH1とH1D、750のH2とを持っており、コンディションもさほど新車当時に劣らない位に整備、維持をしているつもりです。
一度500SS(H1D)でFZR250と加速競争をしてみましたが、いい勝負でほぼ同等でした。
750の方は500に比べると遥かに余裕がありますが。
現在のバイクとの比較はよくわからないので、1990年代の物との比較になりますが、500SSで前述のFZR250をはじめとする250cc4スト4気筒、750SSでNSRやTZRなどの2スト勢と同等ではないですかね。
ただしそれは加速勝負の話で、最高速に関しては500、750共にそれら250ccには勝てないでしょう。
確かにローギアでそこそこの回転からいきなりスロットルを開けるとウィリーしますが、それは大排気2ストなので当たり前の事。
質問者様がイメージされる様な暴力性、高性能を期待するとガッカリされると思います。
500に関しては少しだけ乗り辛い(低速トルクが薄い為)大型バイクって程度のバイクです。
750はその乗り辛さも無く、本当に普通に街乗りできるバイクです。
あとブレーキがプア、まっすぐ走らないっていう話もよく聞きますが、初期のフロントドラムのものでさえ、ちゃんと調整してやればこの程度のパワーには十分だと思います。
ただ750は車重が重い分、下りではやや効きが足りない気はしますね。
まっすぐ走らないってのも確かにギャップに乗った時は結構ウネリますが、それなりの乗り方をしてやれば済む問題だと思いますし。
念押ししますが、マッハの暴力性は殆んどがただの伝説です。
特にマッハ乗りが、そういう風にしておきたいんじゃないんですかね。
荒馬を乗りこなしてるんだぞって感じで。
ちょっと夢もヘチマも無い話をしてしまいましたかね。